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2014年2月9日日曜日

協和音・不協和音とは

聴覚障害の作曲家がゴーストライターに作曲を依頼していた件、世間に衝撃を与えていますがこれが良いことなのか悪いことなのか、私個人は興味がありません。

あくまで音楽家の興味関心は音楽そのものにあるのであって、世間からの評価や音楽を巡る表象にはないでしょう。

さて、この問題にまつわる批評や記事の中で「不協和音」という用語が散見されますが、この用語は誤解を受けているように感じます。

不協和音という用語は非常に曖昧な概念であり何を不協和音と考えるかは流派や時代によってもかなり異なりますし、究極的には個人の問題になってしまいます。

にも関わらず不協和音は明らかに拡大解釈され、あたかも明確な定義があるように考えられているようです。

実際には不協和音に一義的な定義はなく、長い音楽の歴史を背負った複雑な概念なのです。

ということで、今回は協和・不協和をめぐる議論の密度を理解していただき、音楽の豊かさを感じて欲しいと思います。
ひいては音楽を語る際に「不協和音」という言葉を安易に使うことの不思慮に気付いてほしいのです。

さて、協和と不協和の歴史を4000年分振り返ってもいいのですが、我々は現代に生きているので、まずは現代で協和と不協和がどのように考えられているか追ってみましょう。

広く欧米の音楽学校で採用されているハーモニーの教科書「Tonal Harmony」を参照します。この本は邦語のどの文献よりも中立的で丁寧、具体的で簡潔です。

「Tonal Harmony」
http://www.amazon.co.jp/dp/0073401358

「協和音程と不協和音程について」
-Consonant and Dissonant Harmonic Intervals-


調性音楽においてある音程は協和とみなされ、残りの音程は不協和とみなされます。
協和と不協和という用語は、耳に心地よいか、それとも不快かということによって一般的には定義されますが、個別の事象について考える場合にはこれは文脈に大きく依存します。

例えば、調性音楽における一番心躍る瞬間のいくつかは不協和に関わっていますが、当然この文脈においては明らかに不快ではありません。


この協和と不協和の問題はみなさんの予想通り非常に難しい問題であり、本書の大部分がこの問題と関係があります。


さしあたってここでは以下のように考えれば十分でしょう。


以下の音程は協和であり、それ以外は不協和である。

・major and minor 3rd and 6th
・perfect 5th and 8ve(octave)
・perfect 4th(ただし和声の最下部と二番目の間に生まれる場合を除く)

-引用終わり-


この「Tonal Harmony」の引用を読んでいただき、協和と不協和という概念が非常に複雑な問題をはらんでいる、ということがわかっていただけたと思います。

まとめると以下のようになります。

1 協和・不協和は、文脈によって決まるのであり、自明の協和・不協和はない。
2 便宜上定義するとすれば、「major and minor 3rd and 6th、perfect 5th and 8ve(octave)、perfect 4th(ただし和声の最下部と二番目の間に生まれる場合を除く)」は協和音程であり、それ以外は不協和音程である。

この2つについてもう少し詳しくみていきましょう。

1 協和・不協和は、文脈によって決まるのであり、自明の協和・不協和はない。

私が今回特に強調したかったのがこの点です。

例えば同じG7というコードも、曲のどの部分に出てくるのか、どのような曲なのか、といった諸要素によって協和したサウンドになるか不協和なサウンドになるかは全く変わってきます。

極端な話、ほとんどのコードがディミニッシュコードやオーギュメンテッドコードで構成されている楽曲の場合、このG7は非常に協和したサウンドとして聞こえるでしょう。

もっといえば、近現代のような複雑なサウンドがメインであり、しかもそれが安定した形に聞こえる場合、G7というコードは非常に鋭く不協和に聞こえることさえあります。
これについては以下が参考になります。

『20世紀前半のアメリカにおける「不協和」の概念 : ウルトラモダーンの作曲家を中心に』
http://teapot.lib.ocha.ac.jp/ocha/bitstream/10083/4571/1/KJ00004857909.pdf

くりかえしになりますが、協和と不協和という問題は複雑であり、これを判断したり説明するためにはかなり高度な教育をうける必要があります。

もちろん、このコードが好きとか嫌いとか個人的な判断をすることはできますが、これは他人に理解を求めることができる性質の言説ではありません。

肉がおいしいか魚がおいしいかといった、個人の意見の吐露にすぎません。

2 便宜上定義するとすれば、「major and minor 3rd and 6th、perfect 5th and 8ve(octave)、perfect 4th(ただし和声の最下部と二番目の間に生まれる場合を除く)」は協和音程であり、それ以外は不協和音程である。

狭義には、協和と不協和の定義としてこの2が想定されるでしょう。
この定義を採用する場合、楽曲に頻出する「ドミナント7thコード」=「属7和音」は不協和音であります。

意外ではありませんか?
不協和音とはもっと変な和音のことだと考えていませんでしたか?

キーがCメジャーの場合、ドミナントコードとはG7のことをさします。
G7が出てくるなんてとても普通の楽曲ですし、別にG7のことを不協和音とは一般的には考えられていないですよね?

ですが一般的に音楽の教科書で最初に習う便宜的な定義では、ドミナントセブンスコードは不協和音なのです。

この2の定義とブログや新聞、テレビなどのメディアで使用される不協和という概念を照らし合わせてみると、一般的に協和・不協和という概念ががあまりに恣意的に使われていることがわかっていただけたと思います。


まとめに入りましょう。

私が皆さんにお伝えしたかったのは、協和と不協和という概念が音楽の根幹をなす非常に複雑な問題をはらんでおり、それゆえもっともっと本格的に考える価値のある概念であるということです。

ぜひこの問題に関心を持った人は、一歩進んで勉強してほしいと思います。

ではまた。











2013年2月11日月曜日

終了/カルチャーミルク#3/MTWJ#7/ありがとうございました

11月も無事にカルチャーミルク終了したしました。
ありがとうございます。

カルチャーミルクとしては第三回、MTWJとしては一応#7ということになります。
最近の私の個人的な目標は、「継続」ということで、地味に続けていければなと思っております。

さて今回DJの時間は、
クラシック→現代音楽→コンテンポラリーなエレクトロニックミュージック→クラブジャズ
というかけたい音楽をひたすらかける、という自由なDJをやらせていただきました。

なかなかクラブではかけられない音楽をあえてかけた理由は2つあります。

一つは、本当にエッジーなやり方だったら、どんな音楽をかけてもいいのではないか?
むしろ我々にしかできないやり方で、エッジーさを出していってもいいのではないか、という議論がイベントのコンセプトとして話題に上がったからです。

クラブだからクラブミュージックをかけたほうがクールかというと、そうでもないような気がするし、へんてこな音楽をかけて奇抜さをねらったのも全然クールじゃないですよね。

自分にフィットとした、そしてお客さんにフィットした、自然なやり方で、音楽を選ぶのがいいんじゃない?ってところから始まっています。

大音量でバッハをかけたり、クセナキスや、ファラオサンダースをかけるのは楽しい。

二つ目の理由は、後半のMTWJ講義の時間につながってくる意味がありました。
即興、モード、スケール。
調性間の有るコードと全くないコード。
そういうサウンドについて聞いてほしかった。

クラシックは和音と調性が明確な音楽です。
けれど現代音楽ではそれが希薄です。
エレクトロミュージックは調性はないんですが、コードとモードはそれなりに明確です。

ということで、講義では僭越ながら私が実際に即興をしながら、そこで使われているアイデアを説明しました。

一つはモードのアイデア。

もう一つは、無調のアイデアについて。

まだまだふわふわしたままdjも講義も進んでいますが、枠に自ずからハマらない、ということを目標に続けて行きます。

ありがとうございました。


2013年1月22日火曜日

1/27 17:00 CultureMilk #5 /MTWJ #4

CultureMilk #5 /MTWJ #4

1/27(日)
open 17:00
¥1,500/1d
Franklysick feat. MC PAKIN
4×4=16
neralt
DJ Sinta
Yuya Furuno
kobori akir

今回はFranklysick feat. MC PAKIN さんたちがゲスト!!


Grimeのことはほとんどわからないけど、悪い!!って気がするね!
よろしく。

終了12/23 Culture Milk #4/MTWJはお休み

アーカイブとして記録しています。
今回はトラックメイカーのヤスオさんとライブ。
ヤスオさんのトラックの上で、自分が即興演奏を。
NordElectro+12月に買ったMinibruteでライブ。
ヤスオさんからも好評でよかった!!

CultureMilkではコラボを大事にしていきたい。
やっぱり音楽をやる人間は音楽でしか本当のことは交流できない訳で、
それができる場がCultureMilkになればいいな、と思っています。

次回もよろしく。

ちなみに今回は上野翔がお休みで、ササキノレコーズから代打であきおにゃんa.k.a DJ性格の悪さ、が参戦。いい感じのテクノハウスでした。そしてアラマミにBtoBを強要されるという災難に…
次回もよろしく!!


2012年10月2日火曜日

満員御礼 culture milk 1st cup!!//music theory workshop japan #5

Culture Milk[カルチュアミルク] 1杯目!
http://tweetvite.com/event/g8xy



(音楽理論講座で、必死にカンペを見る俺)

かなり人も入ったし、アクトも個性があっていい感じで、いい感じのイベントできたね!!!
きてくれた皆さんも、出てくれた人も、みんなありがとう!!
またきてねー。

今回はわたくし、音楽理論の講義と、機材の額が非常に高い「ブルジョア」ライブをさせていただきました。

音楽理論の講義では、倍音・トニック・ドミナント・サブドミナント・和音の転回形といった「音楽理論の基本的な概念」を広めたジャン=フィリップ・ラモーからお話をスタートさせました。

そしてラモーの時代が捕われていた時代精神について説明しました。
つまりこの時代には、自然科学から物事を説明するのがクールだった、って話ですね。
デカルト以降、知性と理性がクールで教会のやり方に従うのはワックだって流れに進んでいくわけです。
いわゆる啓蒙主義時代。

この中で百科全書派のディドロやダランベール、フランス革命にも影響を与えた思想家ルソー、ラモーが実はつるんで、百科事典の音楽の項目を書いていて、その中でこの音楽理論が広まっていくわけです。

詳しくは以下の論文を参考にしてください。

ダランベール著『ラモー氏による理論的・実践的音楽の基礎原理』に関する考察
片 山 千佳子ほか

http://www.lib.geidai.ac.jp/MBULL/34Katayama.pdf

片山さんは東京芸術大学の楽理科の教授で、とてもわかりやすくて、かつクリティカルな論文をたくさん書かれています。リスペクト。

こういう音楽理論関係の便利なリンクまでつくってくれてありがたい。
http://www.geidai.ac.jp/~katayama/database.html#anchor_database

リンクをたどっていくと、こういうのが無料で読めちゃう。
「Modeling Diatonic, Acoustic, Hexatonic, and Octatonic Harmonies and Progressions in Two- and Three-Dimensional Pitch Spaces; or Jazz Harmony after 1960」
http://www.mtosmt.org/issues/mto.10.16.3/mto.10.16.3.waters_williams.html

マイルスの黄金カルテットがやっていたことって、未だになんなんだって感じのことをやってるんですが、それへの一つの回答ですよね。またここ1年ぐらいずーっと僕が取り組んでいるネオリーマンメソッドの応用でもあります。英語が読める方は非常に面白いので読んでみてください。

話はそれましたが、まとめると、人間の中心がキリストの「愛」から、「理性・知性」へと15世紀以降、デカルト以降変化していきます。啓蒙主義もその流れの中にあり、その一派百科全書派は、知性が全人類に芽生えるように、知識は特権的はなく開かれている必要がある、と考え全ての知識を明文化し、広めることに注力しました。そうしてできた百科事典の音楽の項目はルソーが書いており、ラモーとも親交がりました。ラモーの考えはこの百科辞典にものっていますし、後にダランベールが解説書を書き、一気に広まったのです。この時代の音楽理論は、この理性・知性の流れに乗っかっているので、音楽を自然科学的に説明したいという欲求が強いため、結果として倍音という自然現象をあまりに重要視しすぎた、というのが私の考えです。

当日は、他にも色々しゃべった気がするけど、会場特典ということで…

で、ライブのほうは、トラクターにマシーンに鍵盤×2台という構成で、自分の曲をマシーンでプレイしながら鍵盤を弾いたり、DJしながらそこにマシーンでリズムを重ねたり、鍵盤を弾くというプレイでした。

ちょっと実験的なプレイだったので、まとまりに欠けていたな、という反省はあります。
が、ホームイベントなので、実験的なことを続けていきたいと思います。

次回もよろしく!!!

2012年10月1日月曜日

次回culture milk 2nd cup 10/28(日)

次回のculture milk 2nd cup は、10/28(日)16:00~21:00です。

私の音楽理論講義もシリーズ化。
今回の講義内容のキーワードは、バロウズ、カットアップ、ヒップホップ、コラージュ、マクルーハン、被編集性について。時代は現代ですね。

よろしく。



2012年9月20日木曜日

CultureMilk 出演します

b2b 17:00~17:30
MTWJ(音楽理論講座) 17:30~18:00←おれ
DJ kobori akira 18:00~18:30
neralt 18:30~19:10←おれ
LIVE(4×4) 19:10~19:40
Naoki Takahashi(ダンス講座) 19:40~20:00
kondrosso 20:00~20:40
DJ sinta 20:40~21:20
Furuno Yuya 21:20~22:00

会場 新宿 oto

1drink/1500

2012年8月28日火曜日

MTWJ#4ありがとうございました!

帰りの電車からこんばんわ。
日曜日におこなわれたMTWJ、今回もたくさんの人がきてくれて嬉しいです。六人かな。

今回は私の稚拙な講義が大半を占めておりまして、楽しんでいただけたか、とても不安です…

今回は主に音程とトライアドについてしつこいくらいに説明させていただきました。

それから後半は実技と言うことで、椎名林檎さんの正しい街のコードとスケールについて。

後半はちょっと難しかった、というか説明が悪かったようでなかなか伝わらなかったように思います。

もっとわかりやすく説明できたらいいなと思います。

課題としては、やはり音程とトライアドは一回聞いただけでは、完璧にはできるようにはならないのかもしれないので、継続して取り組んでいただく、もしくは予習していただくようにするのがいいのかなー、と。

音程とトライアドが音楽理論の基本になります。逆にこれに習熟すると後のことが簡単になるんですよね。

でも本当に地味な箇所なんです。
地味だけど大切、ってなんでもそうなんだなぁと改めて思います。

とにかく、今回は抗議をさせていただくことで、みんながどこでつまずくのか、どこで混乱するのか、とても参考になることがありました。ありがとう!

ブラッシュアップして、みなさんにフィードバックさせていただきます。

ちなみに次回は、なんと新宿歌舞伎町でのクラブイベントのなかでやります!
多分も自分もdjかライブしますので、そちらも楽しんでいただければ。

よろしくお願いしまーす



2012年8月25日土曜日

MTWJ#4 資料 および過去資料

MTWJ#4の資料添付します。
参加者分は印刷しましたので、手ぶらでご参加ください。

それなりに推敲されてるほう
https://www.dropbox.com/s/q8r1jdu0664wh13/%E5%AE%9F%E7%94%A8%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%82%AC%E3%83%81%E7%90%86%E8%AB%96.docx

間に合わなかったので殴り書いた資料
https://www.dropbox.com/s/b2u1an2ub5dybct/%234%E8%A3%9C%E8%B6%B3.docx



////////////////////////

せっかくなので過去の回の資料も添付します。

#1
クスナガさんの力作「音楽とは何かについての試論」
https://www.dropbox.com/s/xsfrbw838tj77cn/MTWJ0513Xnaga.pdf

neraltによるMTWJ基調講演のヴィジュアルイメージ
https://www.dropbox.com/s/m13lgjk4690cmqo/whatismusictheory.pptx

#2におこなわれた小堀氏による「HIPHOPにおけるビートよれの検証」および「ヒップホッパー要請講座」は書籍化を狙っているということで公開できませんが、彼のブログに概要があります。
http://privatebeats.blogspot.jp/search/label/%E9%A0%AD%E3%81%A7%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B4

#3は17世紀からの和声の変遷について話をしたのですが、変に盛り上がってなかなか進めず、18世紀で終わってます。紙ものもありません。
#3の反省を生かし、初回の資料を用意した、そして実学的な方向に#4は振ってみます。


2012年8月15日水曜日

《告知》MTWJ#4 8/25土 ー 講義【実際的な音楽理論】

次回MTWJ#4は、8/25土 14:00から行います。

今回は講義形式で、実際的な音楽理論を、僭越ながら私がレクチャーいたします。

興味をお持ちいただけた方はTwitterなどからお申し込みください。



対象:基本的なスケール、コードなどが何となくわかる方。

扱う内容

Key

Interval

Chord

Scale

Analyse





よろしくお願いします。

2012年7月30日月曜日

MTWJ #3 ありがとうございました







MTWJ#3 無事開催されました!
なんだかんだで、10人もきてくれました。
ありがとう!

僕は今回初めてお会いしたのはお一人だけかな。
MTWJ初参加は4人。レギュラーできてくれる人と、新しい人のバランスいい感じですね。

テクノで有名なにょるの人とか、渋谷系ササキノレコードの偉い人とか、あのバンドのフルートの子とか、なかなか濃いメンバーが集まりました。

さてさて、継続して開催できていること、一つの成果だと思っています。
アイデアやコンセプトは、実現されることによって、グルーブする訳です。
実現されなければどんなコンセプトも意味がない。
また、やってみる中で見えてくることもあるので、やっぱりやること、続けること大事だなあ、と改めて思っています。

さて今回内容は、和声のグレゴリオ聖歌の時代から順を追っていこうかな、と思っていたのですが、なんと18世紀までしか進めませんでした笑
ロマン派にすら入れなかったという…
というのも、一テーマですごいもりあがっちゃって、なかなか先に進めないんですよね。
それはそれでいい感じなんですが。

なぜグレゴリオ聖歌からはじめたかというと、グレゴリオ聖歌が記譜された音楽としては、最古であり、クラシックのスタートだといえるからです。
そしてクラシックのスタートであるにもかかわらず、和声的にはかなりクラシック的ではないのです。
異端です。

というのは、グレゴリオ聖歌はメロディーに対して、4度下のハーモニーをつけるのですが、これってクラシック的には異端というか、特殊ですよね。
ハーモニーっていうのは普通3度なわけです。メジャーかマイナーかを決定するのが3度の音であるので、3度は非常に大事なんですよね。
それに対して4度はハーモニーを決定する要素ではないわけです。

しかし、4度のハーモニーというのは実は、ほとんどの音楽では頻出する、かなりプリミティブな音程なのです。
実はクラシックのほうがおかしいのかもしれませんね。

なんてことを、倍音の話も絡ませながら話をいたしました。



でまあ、三回やって見えてきた課題もあります。
やっぱり初回のように資料を作って、テーマを搾って話す方が実りがあるでしょう、というのが一点。
もう一点は、歴史学や認識論といった音楽そのものではない抽象的な議論が多すぎるかも。もっと実技的なことをやった方がいいかもね、ということ。

1点目に関していうと、せっかくいろんな詳しい人が集まるのだから自由に進めれるフォーマットの方がいいかなという気持ちもあったんです。
実際、自由に議論が進んでいくのはみててすごい楽しいし。
ただし、これだと詳しくない人は参加しづらい、ってのはあるだろうね。

しっかりレジュメが用意されて、前提知識から説明していくスタイルの方が、多くの人が楽しめる、っていう側面に次はフォーカスしてみます。

それから2点目、僕がもともと哲学畑ってこともあって、こういう小難しい話がすきなんだけど、これだと女子呼びづらいっすよ、って指摘があった。
確かにその通りだよね。
もっと役に立つことをやるってのも、一つ大事だよなー、と。

ということで次回はちゃんと資料を作って、講義をするよ!

とまあ反省してみましたが、何はともあれ、この音楽理論ていうマイナーで、面白イベントにするには難しそうな素材で、これだけ人がきてくれるのはうれしいです。
今後もおもしろさを提供していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします!