MTWJ#3 無事開催されました!
なんだかんだで、10人もきてくれました。
ありがとう!
僕は今回初めてお会いしたのはお一人だけかな。
MTWJ初参加は4人。レギュラーできてくれる人と、新しい人のバランスいい感じですね。
テクノで有名なにょるの人とか、渋谷系ササキノレコードの偉い人とか、あのバンドのフルートの子とか、なかなか濃いメンバーが集まりました。
さてさて、継続して開催できていること、一つの成果だと思っています。
アイデアやコンセプトは、実現されることによって、グルーブする訳です。
実現されなければどんなコンセプトも意味がない。
また、やってみる中で見えてくることもあるので、やっぱりやること、続けること大事だなあ、と改めて思っています。
さて今回内容は、和声のグレゴリオ聖歌の時代から順を追っていこうかな、と思っていたのですが、なんと18世紀までしか進めませんでした笑
ロマン派にすら入れなかったという…
というのも、一テーマですごいもりあがっちゃって、なかなか先に進めないんですよね。
それはそれでいい感じなんですが。
なぜグレゴリオ聖歌からはじめたかというと、グレゴリオ聖歌が記譜された音楽としては、最古であり、クラシックのスタートだといえるからです。
そしてクラシックのスタートであるにもかかわらず、和声的にはかなりクラシック的ではないのです。
異端です。
というのは、グレゴリオ聖歌はメロディーに対して、4度下のハーモニーをつけるのですが、これってクラシック的には異端というか、特殊ですよね。
ハーモニーっていうのは普通3度なわけです。メジャーかマイナーかを決定するのが3度の音であるので、3度は非常に大事なんですよね。
それに対して4度はハーモニーを決定する要素ではないわけです。
しかし、4度のハーモニーというのは実は、ほとんどの音楽では頻出する、かなりプリミティブな音程なのです。
実はクラシックのほうがおかしいのかもしれませんね。
なんてことを、倍音の話も絡ませながら話をいたしました。
でまあ、三回やって見えてきた課題もあります。
やっぱり初回のように資料を作って、テーマを搾って話す方が実りがあるでしょう、というのが一点。
もう一点は、歴史学や認識論といった音楽そのものではない抽象的な議論が多すぎるかも。もっと実技的なことをやった方がいいかもね、ということ。
1点目に関していうと、せっかくいろんな詳しい人が集まるのだから自由に進めれるフォーマットの方がいいかなという気持ちもあったんです。
実際、自由に議論が進んでいくのはみててすごい楽しいし。
ただし、これだと詳しくない人は参加しづらい、ってのはあるだろうね。
しっかりレジュメが用意されて、前提知識から説明していくスタイルの方が、多くの人が楽しめる、っていう側面に次はフォーカスしてみます。
それから2点目、僕がもともと哲学畑ってこともあって、こういう小難しい話がすきなんだけど、これだと女子呼びづらいっすよ、って指摘があった。
確かにその通りだよね。
もっと役に立つことをやるってのも、一つ大事だよなー、と。
ということで次回はちゃんと資料を作って、講義をするよ!
とまあ反省してみましたが、何はともあれ、この音楽理論ていうマイナーで、面白イベントにするには難しそうな素材で、これだけ人がきてくれるのはうれしいです。
今後もおもしろさを提供していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします!