バップフレーズはフラットやシャープが多く、慣れないと覚えにくいですね。
そこで今回は、僕がいつも実行している覚え方を紹介します。
下の楽譜は、G7b9b13とC7b9b13上にあうバップフレーズです。
G7とC7では全く同じフレーズで、単に5度移調しただけのものです。
まずG7を見ていきましょう。
最初の音(Bb)は、G7のルート(G)から考えると、b3度上の音です。
ここからフレーズをスタートさせましょう。
(Bb)から(Eb)までの5音は、EbMスケールです。
つまりスタートの音(Bb)が5度になるようなメジャースケール(EbMスケール)
を下降するのだと覚えることで、比較的に簡単に覚えることができます。
これでスタートから5音までを覚えることができました。
次に、5音目から8音目まで((Eb)から(Ab))の4音は、
Abmスケールです。
つまり5番目の音(Eb)が5度になるようなマイナースケール(Abmスケール)
を下降するのだと覚えることで、簡単に覚えることができます。
あとは最後の音です。
最後の音は簡単で、一つ前の音の、半音下です。
いかがでしょうか?
もっとミニマルに説明するのであればこのフレーズは、
「ドミナントコードの、b6度上のメジャーコードと、半音上のマイナーコードで構成されている」ということができます。
また、厳密には「b6度上のメジャーコードでは、ミクソリディアンb6スケール」、
「半音上のマイナーコードでは、メロディックマイナーを使う」、といえます。
このように複雑なフレーズをシンプルなトライアドで考えると覚えやすくなるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
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