2013年8月17日土曜日

2013年夏

理論の重要性
歴史、過去のデータは当然重要であるが未来にすべて当てはまるとはかぎらない。一度しかできない経験もある。子育て等。そういったものにたいして、ベストな判断をするためには、理論が有用である。

なぜ鳥を模倣し翼をつけても、人は飛べなかったのか。

鳥は羽がある。羽を羽ばたく。そして飛ぶ。だから、飛行と羽には相関がある、と考えてしまう。しかし真に大事なのは相関ではない。大事なのはなぜ飛ぶことができるのか、何が鳥を飛ばせる力なのか、という因果関係を考えである。


アノマリー
ある理論では説明できない反例。
理論が正しいものかどうかチェックするために、アノマリーをさがそう。アノマリーが見つかってしまうとすると、この理論は信頼性が低いだろう。

衛生要因と動機付け要因
衛生要因とは、悪ければマイナスだが、良いからといって、プラスにはならない要因のこと。例えば賃金は仕事の意欲という問題に関しては衛生要因だと考えられる。なぜなら、賃金が多いからといって仕事を好きになるわけではないからだ。しかし、反対に賃金が著しく低い場合、仕事を嫌いになってしまう。

動機付要因は、例えば、やりがいのある仕事、権限の範囲が広がる仕事などである。

動機は変わらないことがほとんどなので、これを基準にキャリアの舵取りをすべき。

創発的戦力と意図的戦略
例えばホンダはアメリカ市場において大型のツーリングバイクを狙おうとしたが、うまくいかなかった。かわりにスーパーカブがじわじわと人気がでた。そして、それを売り始めた。つまり、意図的な戦略が失敗し、ジワジワと事実が創発的戦略を産んだ。

キャリア選択においても、この創発的戦略と意図的戦略を併用すべきだが、それはいうほど簡単ではないので、より具体例を示す。

ある想定が成功できそうかどうかを示すために、重要度が高く確実性が低いものから上に並べたリストを作成しよう。一番下には重要ではなくほぼ確実な事項がくることになる。このリストの上にあるものほど、慎重にリサーチしなくてはいけない。






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