2014年6月2日月曜日

俺が高校のときバスケ部をやめた話

すごい昔話なんですが、今日結婚式の二次会で高校ぶりに部活の同級生にあって、そのときの話がすごい嬉しかったので記録します。ただの自分語りです。

僕は高校時代最初はバスケ部だったんですが、1年の夏合宿後にやめました。確か。

で、その理由は、バスケットで全く同期に太刀打ちできない。勝てない。この世界でやってくのは無理だな、と感じたからでした。

いくら全力で走り込んでも、テクニックを練習しても、全く勝てない。相手にならない。これは相当厳しいぞと。

僕を実際に見たことがある人ならわかると思うんですが、大男ひしめくバスケットボールの世界でやっていくには全くもって小さい。筋肉質でもない。

歯が立たない。同期も先輩もスーパーサイヤ人のように僕の目には写っていました。

それでも中学校ではキャプテンでレギュラー。センターやフォワードと1on1をしても勝っていたので、それなりに強かった。僕は結構真面目に練習するし、多少の体格差はカバーできていました。

しかしそれはあくまでそれは中学校の範囲。高校になると元地区の選抜メンバーみたいな人しかいない。繰り返しになるけど全く歯が立たない。

 バケモノみたいなやつがいるなあ!と。遺伝子レベルで違う人間だなあと。しかも死に物狂いで、練習する。この人達には絶対勝てないなあ、と当時思いました。

とにかく部活で一番自分が下手で、全くゲームになっていないし、練習についていけてない、と思ってました。

それでバスケットはここまでにして、もうひとつやりたかった音楽に本格的にしようと決めたんです。

今書いてて思い出したんですが、一年間で一番辛くてキツイ夏合宿を全力でやりきって、それで最後にしようって思ったんでした。全力でやって僕のバスケット人生は終わりにしよう、と。勝つためにやるバスケットはここまで、と。勝たなくてもいいという気持ちでバスケットやることはあっても、勝つために必死に練習するぞ、ってのは夏合宿で最後にしようと。

あー、思い出した。これ書き始めたときは、夏合宿が辛すぎて辞めたんだと思ってました。そういえば、違かった。

なんでもスポーツとか競技をやる人は、勝つためにやってると思います。日本一になる気持ちで。なれませんけどね。なれないけど、絶対負けないぞ、と。勝つためになんでもやるぞ、って気持で練習してる。

これって非常に辛いです。練習すごい大変。文科系の人からしたら信じられない位走る。もう死にそう。それでも少しづつしかうまくならない。体力も、つかない。

それでも続けれるのは、勝ちたいという気持があるからなんですね。それだけに支えられて練習するわけです。

けれどもこの気持がゆるいでしまうと、もう続けれない。こんなシンドイことできない。勝ちたい。勝つために全力でやる、という気持がないと、辛い練習を続けることは最早無理。

もしかしたら、なんとなくで練習していく、というやり方もあったかもしれない。けれどそれってやっぱり、一緒にコートに立つ仲間に失礼ですよね。うまくなりたいと思っている人に失礼。全力でやってる人の中に、なんとなくのひとがいたらやっぱりダメだと思うんです。

で、話を戻すと、自分が部活で仲間に全然歯が立たない。それでも強くなるために練習を続けられるほど、本当に自分はバスケットで勝ちたいのか、と自分に問うたときに、そうじゃないのかもしれないな、と。もちろんバスケットは好きだけどね。

真剣に続けるっていうのは、上手くならなくても、下手でも、誰に勝てなくても、誰も認めてくれなくても
それでもやるぞっていう覚悟が必要です。それがあれば弱くても続けれると思います。でもそのときの僕は残念ながらそうじゃないな、ということに気づいてしまいました。ということだと思います。

続く。










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