2013年5月6日月曜日

掃除 ― 煩雑な作業の心理的な負担を下げる方法

掃除が得意な人と苦手な人

掃除が得意な人と、苦手な人がいると思います。
これって、はっきりと分かれますよね。
得意な人はとことん得意だし、苦手な人は本当にひどいくらい苦手。
とはいえ、誰しも部屋は奇麗にしておきたいはずです。

僕自信は、非常に掃除が苦手なタイプでした。
そんな私ですが、ここ2年ほどで多少ましになりました。
(とはいえ、普通の人は「まし」とは思ってくれないかもしれないけれど…)

そんな僕が、掃除の心理的な負担を減らすために実践している方法を、ご紹介します。

そもそも苦手とはなんなのか?

そもそも苦手というのは、「自分の力だけではどうにもクリアーできそうにない課題のこと」と言えると思います。いろいろチャレンジしてみるんだけど、どうも一人ではできそうにない。苦手なものは、本人もなぜ苦手なのか認識できないのです。

さらに悪いことに、誰でもできるような当たり前の作業である場合、他人もなぜその人ができないのか、全く理解できないため、指摘してあげることもできないのです。
八方ふさがりです。

そして、この苦手な理由は、人によってかなり事情が異なります。これも厄介な理由でしょう。
ここで参考までに僕が掃除が苦手な理由だとなんとなく推測している事柄をあげてみます。

1・工数が多い作業が苦手。
2・掃除は、画一的な方法で処理できる領域が少ない。
3・掃除をしても音楽的なメリットがない

1についてですが、掃除は、拭いたり、片付ける場所を作ったり、並べたり、とにかく複雑な作業が多いですよね。そういう作業が苦手なんだと思います。

2・掃除って、なんというか、ある一つの方法で、一気に終わらせることができず、各シーンに合わせて、やるべき内容が異なりますよね。それがすごく難しい。数式を解くようにはいかないのが難しい。

3・掃除をしても別に楽器がうまくなる訳じゃない。

こんな風に思ってました。今もちょっと思ってます。
これって苦手な人にもしかしたら共通してるんじゃないかなと思います。

解決方法 心理的な負担を下げる

私の考えでは、掃除が苦手な人は、掃除の負担をあまりに多く見積もってしまっているのだと思います。実際の数値をとってみることで、その想像上のプレッシャーから逃れることができるのではないか、というのが今回の戦略です。

1・作業をしながら、その作業の工数をカウントしてみる。そうすると、意外と工数が少ないことに気づく。

2・掃除の全体像を把握してはいけない。行き当たりばったりで掃除すること。全体を把握してしまうと、心理的な負担が半端ない。

3・音楽的な向上に結びつくと強く意識する。

まず一つ目。作業しながら工数をカウントすると、意外と煩雑に思えていた作業が、せいぜい10ステップぐらいで終わることに気がつきます。なんだ、思ったより、工数少ないじゃん、て思える。

例えば、散乱したゴミを拾うとします。部屋を見渡すと、いろんなところにゴミがある。うわー、なんか工数多そうだなあ…
でも、例えば、寝室の周りにかぎって、ゴミを広いながらその数を数えてみると、せいぜい10以内で、意外に部屋はすっきりしてしまいます。

苦手な人は、掃除の工数をあまりに多く見積もりすぎているのではないでしょうか。
それを実際の数に変換することで、心理的なプレッシャーが減ります。
ブッダさんももうしておりました。
苦しみは、妄想から生まれるのであると。

二つ目ですが、掃除全体のことを考えてしまうと、どうしてもこのプロジェクトの大きさにおののいてしまいます。
そして、一切なにも手を付けることができなくなる。
何もしない、これが一番悪いことです。
少しでもいいから何かをやれば、やったぶんだけ、部屋はきれいになるのです。

ですが、掃除が苦手な人は、全くやらないという選択をとりがちです。
これは、つまりプロジェクト全体の負担を先に背負ってしまい、その重みにやられてしまうのです。
そういうのはやめましょう。
目のついたエリア、例えばキッチンであるとか、もっと狭くてもよいですね。
シンクだけに集中するとか。
それで洗う皿の枚数を数えると。
そしたら気づいたらおわってますよ。

最後に3ですが、これは各人によって異なりますね。
自分にとって楽しいことと、掃除が結びつくように考えるのです。
例えば自分の場合、部屋が劇的に奇麗になったのは、 rhodesというビンテージエレクトリックピアノが家に来たときでした。設置する場所を作るために、家を綺麗にしたのです。

部屋がきれいになったら、こんなことができる、というわくわくと結びつけること、大事です。

これは何にでも応用できる

この実際の数に変換して、心理的な負担を下げるテクニック、なんにでも応用できます。
耳コピとか作曲とか、仕事とかにでもですね。
私もがんばって行きたいと思います。






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