2013年2月2日土曜日

ヒップホップの詩人たちー代官山蔦屋のトークイベント

二月二日代官山蔦屋
トークイベント メモ

まとめ
都会/田舎、文化人/ヤンキーという二元論から抜け出せていないように感じた。
結局は、都会が地方を発見したという、都会からの眼差しに終始している。
と、まなざしについて言及する私は生粋のフーコリアンである。
とはいえ、彼個人の体験としてヒップホップを見つけ、驚嘆し、傾倒している姿勢は、話し方、行動から伝わってくる。非常に好感の持てる人物であった。

「ヒップホップは、本も読まない人が作ってる音楽」という発言が既に、対象を捉えていないようにも思われる。

「大学をでていない人が多い」
何だかんだ言って、都市、インテリ側でしかないのか?
筆者 都築響一は東京生まれ、上智大学。

編集ライターとして、ポパイブルータスで活躍。無名の人たちが作ったデザイン(暴走族、デコトラ、ラブホテルなど)を集めた「STREET DESIGN FILE」シリーズ(アスペクト刊)や、詩(死刑囚の辞世の句、寝たきり老人の独語、暴走族の特攻服のように詩と呼ばれなかったものなど)を集めた『夜露死苦現代詩』(新潮社)を出版するなど編集者としての活動も続けている。

ひたすら音源を聞いた、という姿勢は評価する。
しかも、音楽雑誌に影響されずにひたすら掘った。
その姿勢はドープ。
現代メジャーヒップホップの追体験、焼き直しではなく、自分なりのヒップホップとの対峙を決めてる。

ヒップホップがヤンキーカルチャーが作った初の音楽というが、ハイスタもXジャパンもヤンキーだよね。やはり視点として、東京の中心で東京の文化を享受してきた人らしく、地方への視点はおろそかであるとし言いようがない。

TOKONA-X
http://ja.wikipedia.org/wiki/Tokona-X
かっこいい。
地元ではうまくいかず、名古屋にきた。
結局都市なのでは?東京でなくとも、ある程度の都市が文化には不可欠のように感じる。

鬼 福島出身
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC_(%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3)
かっこいいF G Amの進行。
結局サウンドがかっこ良ければかっこいい。
もちろんライムはヒップホップの中核である。が、それと同じくらいトラックも重要だと感じる。
トラックを作っている人間は知識、技術が必要だから結局都市にいるのではないか?

「あんなヒップホップの悪そうな人が、こんないい歌を歌ってる、てのを知って欲しい」その認識がなかったというのは、まさに地方/都会、ヤンキー/インテリって対立の認識のままなのではないか。
なんら地方に力があるとは思っていない。
そもそも都会以外のことをなんら知らない人が、面白がってるだけだ。

連絡とれない、Webページない。そんな人たちに、出待ちをして連絡を取る姿勢、これはかっこいい。

かなり本当にかっこいい人たちを紹介。
すごい。
この人がヒップホップに衝撃を受けたのは、事実と感じた。
曲を聞いて涙ぐんでる。

言葉の数が多い。非インテリとは思えないほど多い。
こういうすごい人がすごい人がたくさんいるなら、全部知りたい、とのこと。
ヒップホップカルチャー、地方のことをこの人は知らないが、好きだってことは事実だと思う。

チプルソ
フリースタイル

安易な芸術論で終了。
大筋は都会のインテリが田舎のヤンキーのすごいやつを見つけてテンションあがってるだけ。
とはいえ、本当に感動してくれてるのは確か。
知的な衝撃はなし。
結局、地方都会という二元論に終始した。

けどヒップホップがすごいスタイルだってのを、この人は体感しているとは思う。






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